2013年から日本で臨床研究として開始されたNIPT(いわゆる新型出生前検査)
ですが、以前は臨床研究に参加している限られた病院でしかNIPT検査は認可されておりませんでした。
(無認可で行っている施設の方が多い状況でした。)
2022年9月より日本医学会の出生前検査等認証制度運営委員会による認証が始まり、当院も無事に認証を受けることができたため、NIPTを扱うことができるようになりました。
当院では群馬大学を基幹施設とし、その暫定連携施設としてNIPT検査が可能です。
具体的には、当院でNIPTの説明及びカウンセリングを受けていただき、NIPTの希望があれば採血の検査を行います。NIPTの結果は当院で説明しますが、万が一結果が陽性または判定保留の場合は、群馬大学産婦人科の出生前遺伝学的検査外来に紹介させていただき、その後の方針を相談していただきます。
<当院でのNIPTをお受けできる患者様は以下に該当する人になります。>
①35歳以上の妊婦
②胎児超音波検査で胎児に染色体数的異常を有する可能性が示唆された妊婦
③染色体数的異常を有する児を妊娠した既往のある妊婦
④両親のいずれかが均衡型ロバートソン転座を有していて、胎児が13トリソミーまたは
21トリソミーとなる可能性が高い妊婦
⑤母体血清マーカー検査で、胎児に染色体数的異常を有する可能性が示唆された妊婦
<*なおNIPTは妊娠10週から施行できます。また万が一陽性や判定保留の場合の対応を考えると、妊娠14週くらいまでにNIPTをお受けすることをお勧めしております。>
上記に該当しない妊婦でNIPTを希望される患者様(例えば35歳未満の妊婦等)
については
群馬大学の出生前相談外来に紹介させていただき、NIPTをするかどうか相談させていただくことになっております。
NIPTを含めた出生前検査をご希望の患者様は、
お問い合わせ
からご連絡してください。
(NIPTを含めた出生前検査については、ご夫婦に遺伝カウンセリングの上
検査をさせていただいておりますので、完全予約制とさせていただいております。)
また、他院に通院中の方でも適応があればNIPT検査をお受けできます。
どうぞよろしくお願いいたします。