2021年2月に国内でも9価の子宮頸がんワクチン「シルガード9」の製造販売承認が取得され、当院でも取り扱いを開始しました。
子宮頸がんワクチン「シルガード9」接種ご希望の方は、お電話で予約をお取りください。
<子宮頸癌とHPVについて>
子宮頸癌の原因の95%以上がHPV(ヒトパピローマウイルス)が原因と言われています。
HPVは200種類以上のタイプが存在し、
子宮頸癌の原因となりうるハイリスクHPVには
16・18, 31, 33, 35, 39, 45, 51, 52, 56, 58, 66, 68 型 が含まれています。
また尖圭コンジローマなどのイボの原因となるローリスクHPVには
HPV6, 11, 42, 43, 44型 が含まれるとされています。
<シルガード9>
特徴:今まで存在した4価ワクチン(ガーダシル)HPV 6,11,16,18 の4つのHPV型にくわえて
HPV 31,33,45,52,58 の5型を含む合計9価のワクチンです。
これにより子宮頸癌の原因となりうるHPV型の88.2%を予防することが可能となります。
(いままで存在したガーダシル4価、サーバリックス2価によるHPV 16,18型では
子宮頸癌の予防効果は60-70%とされていました。)
また性感染症の一つである尖圭コンジローマ(HPV6, 11が原因となる)の予防も可能です。
<シルガード9接種について>
①費用:1回28000円(税込)自費になります。 合計3回投与(初回、2ヶ月後、6ヶ月後)
②予約が必要です。電話予約のみになっているので、お電話で予約をお取りください。
接種の時間帯は月火水金土の11:30-12:00となっています。
(接種後30分程度院内で経過観察が必要です)
③接種にあたってワクチンQダイアリー にアクセスし、利用登録、予診票情報の入力が必要です。
https://vaccine-q-diary.com/user/lp/
<HPVワクチン公費負担について>
小学6年生から高校1年生に相当する年齢の女性は公費負担で子宮頸癌ワクチンの接種が可能です。
当院ではガーダシル(4価:HPV 6,11,16,18)の接種を行なっています。
伊勢崎市在住の方は以下のリンクをご参照ください。
https://www.city.isesaki.lg.jp/kurashi/iryo/yobo/kodomo/4092.html